先日の「=LOVE WINTER TOUR『You all are“My ideal”』」で初めてカメコエリアでの撮影に臨みました。イコラブに限らず最近撮影可能なライブが増えてきていますが、どんなレンズを持っていけばいいのか?という情報が調べても全然出てこなかったので、初参戦後の自分なりの考察を載せておこうと思います。
結局は箱の大きさや席の位置、周囲の環境などによる部分が多いとは思いますが、“ある程度、どのような場面でも対応可能なのはどのラインか”という観点から、必要な焦点距離、F値、おすすめのレンズについて考えていきたいと思います。
悩んだ末に大三元 + 2倍テレコンで参戦
初カメコエリア、かつ、初武道館だったので距離感が分からず直前まで本当に悩んだのですが、この記事を読んで「400mmあればとりあえず戦えるのかなぁ・・」と考え、少しでも明るいレンズを・・と大三元の「FE 70-200 mm F2.8 GM OSS」 + 念のための保険として2倍テレコン「SEL20TC [2x Teleconverter]」で参戦することに。
レンズはAPEXさんでレンタルしました。(何故かマップカメラの審査に落ちるという・・)
探せばもっと安いレンタルサービスもありそうです。
当日の撮影環境は?
当日の席は1階最後列付近でした。
写真を載せられませんが、感想としては、「思ったよりも見えるのでライブ鑑賞は問題ないけど、撮影には少し遠いな〜」といった感じ。
テレコンを付けて望遠端で構える(400mm)と、何とかそれなりにアップでも取れそうなくらいな距離感でした。
参戦結果を踏まえたカメコエリアに必要なレンズとは?
初参戦を経て、個人的にカメコエリアで撮影する際に必要だと感じた要素としては以下の感じです。
席運 >>>>>>>>>望遠レンズを長時間支えられるだけの筋肉 >>> 望遠(500mmは欲しい) >>>F値(F4は欲しい) >>> センサーサイズ
やっぱり良席を引くことも大事
やはりある程度前方、もしくはなるべくステージの正面寄りの席を引くことも重要です。
前方席なだけで焦点距離、F値にかなり余裕が出ますし、正面寄りの方がファンサービスのシーンは撮りやすいなーと感じました。ここばっかりは仕方ないですね。
まず体を鍛えよう
ライブの撮影では2-3kgの機材を手持ちで撮影することになるので、レンズを支える方の腕(右利きなら左腕、左利きなら右腕)が1曲目が終わったくらいのタイミングでかなりキツくなってきます。
これが冗談でもなくて、カメラを十分に支えられないと「構図を考えてる余裕がなくなる」+「手ブレが発生」という状態になり、一瞬の勝負であるライブ撮影では結構致命的です・・。
特に女性の方は、レンズをレンタルする前に一度カメラ屋さんなどでレンズを実際に持たせてもらって、サイズ感と重量感を把握しておいた方が良いと思います。
レンズの焦点距離は最低400mm、欲を言えばもっとほしい
今回は武道館1階席の最後尾付近からの撮影でしたが、大三元+2倍テレコン(実質140-400mm)にA7ⅢのAPSCクロップでギリ戦えてた感じです。
アリーナ席や1階席、2階席の前方であればまた意見も変わってくると思いますが、やはり焦点距離としては”最低”400mmは必要だなと感じました。
筆者はTwitterに写真をアップしていないので、他のカメコさんからの引用ですが、1階最後列から大三元+2倍テレコン(実質140-400mm)+APSCクロップで撮影した際のイメージはこんな感じ。
2021/01/16
=LOVE Winter Tour 2020
『You all are “My ideal”』 at 日本武道館
野口衣織ちゃん( @noguchi_iori )#野口衣織 #イコラブ#イコラブ武道館pic.twitter.com/ERihuPORCf— ひ か (@_mpdy5_) January 17, 2021
㊗️🎊🎉2021.1.16🎉🎊㊗️
=LOVE ❄️WINTER TOUR❄️
『you all are"my ideal"』
🍇🧅東京都・日本武道館🍇🧅#イコラブの冬 #イコラブ武道館🐢📷速報版📷🐢
💛 #瀧脇笙古 🧡 #イコラブ 💗
🍍たきわき・しょうこ🍍
🌻Twitter @shoko_takiwaki 🌻https://t.co/HzU6qBz6WY pic.twitter.com/qv69MFbkrk— たけあんどしょこ (@take1690) January 16, 2021
少し引き目で全身を撮影するようなイメージですね。
これはあくまで個人的な感想ですが、ステージから遠い席(1階最後列)でも400mm程度の望遠を用意しておけば、APSCクロップやトリミングを使うことで、上記に近い距離感での撮影が可能だと思いました。
逆にもう少し寄って撮りたい場合、ある程度良い席 + 600mmクラスの望遠が必須のように感じました。
#イコラブ武道館
初日1/16やっぱり野口衣織の笑顔は最高。
レポートの疲れが吹っ飛んだ。
明日の千秋楽もファイト!!!#野口衣織
⇒@noguchi_iori pic.twitter.com/BbmCInN35U— すけまる (@tachikuteptj86) January 16, 2021
=LOVE WINTER TOUR 『You all are “My ideal”』
齊藤なぎさ(@saito_nagisa)
日本武道館
2021/01/16 (土曜日)
武道館のステージに立つ姿見れてほんと幸せな1日だったよ🐰#イコールラブ#イコラブ#齊藤なぎさ#なーたん#イコラブの冬#イコラブ武道館 #届いてなーたん#日本武道館#武道館 pic.twitter.com/dAORcoCyaL— TAKAHIRO (@2021MFS) January 16, 2021
ボケ感が欲しいならF4は欲しい、撮影自体はF5.6-F6.3でも全然いける
事前に予測が難しかったF値ですが、ある程度のノイズを許容できるのであればF5.6-F6.3くらいでも十分に対応可能でした。
もちろん明るいに越したことはないのですが、それ以上に「撮りたい構図で取れるのか?」が重要で、個人的には望遠>F値といった感想。
開始前の段階で「結構暗いなー」と思っていたのですが、実際にはステージがライトで照らされるので、多少暗めでも全然撮影は問題ありませんでした。
ただ、「ズルいよ ズルいね」など、暗めの曲の場合、F4くらいで撮影できると嬉しいなーという場面が何度かありました。
センサーサイズには無理にこだわらなくても良いかも
周りの方がどのような装備できてるのかも観察していたのですが、フルサイズ+超望遠の方が大半で、中には500mmクラスの単焦点(定価100万円以上・・)の方もいました。
やはり良い写真を撮るためには、フルサイズであることに越したことはないのですが、それ以上に望遠や望遠レンズを扱えるだけの技術と筋肉の方が個人的には重要な印象を受けました。
次に自分が持っていくならどのレンズにする?
はい、レンタルを前提に、次のライブにもしカメコエリアで参戦するとしたら、自分なら「SEL200600G FE 200-600mm f/5.6-6.3 G OSS」にすると思います。
理由としてはシンプルに望遠>>>F値で、明るいレンズも大事だけど、まずは必要十分な焦点距離を稼ぐことが必要だと思ったからです。
武道館よりも小さめの箱だったら、今回同様、大三元レンズ「FE 70-200 mm F2.8 GM OSS」に2倍テレコンの組み合わせを持っていくかもしれません。やはり、F2.8(かF4)クラスの明るさがあると撮りやすさは全然違います・・。
ただ、そこを考慮したとしても、個人的にはF値よりできるだけ長い焦点距離のレンズを持っていくことの方が重要だな〜と感じました。
カメコエリア最適なレンズとは?まとめ
正直「600mmとか近すぎて逆に撮りづらいんじゃないか・・」とか「200mmで本当に足りるのか?」と本番直前まですごく悩んだのですが、実際に参戦してみて、個人的な結論はこんな感じ。
- F値よりも望遠の方が大事!望遠端で600mmは欲しい(2階席後方だったら諦めた方が良いかも・・)
- とはいえ明るさも重要。F6.3くらいが恐らく個人的な許容範囲の限界。
- 望遠レンズを扱えるだけの体力をつけよう!・・
席運が〜というのもありますが、諸々考慮して、次自分が持っていくならF5.6-F6.3の~600mmクラスの望遠レンズにします。